夏の。秋の。

夏が終わっていく。

昔から個人的に「夏の凪」って呼んでいる時間があって。夏のある一日の午後2時から3時くらい。急に時間が止まったようなひと時がありませんか。暑さのせいか人の動きもなくって、ただ蝉の声だけが響いている瞬間。すべてが真っ白く世界に溶け込んでいくような、夏の凪。昼さがり。めっちゃ好き。

んで、秋ですね。

今年の秋は七輪買って、アパートの庭でサンマでも焼こうかな。すだち買ってきて。スーパーの鮮魚コーナーに勤めているから、最近、新物のサンマが出始めたんだ。秋とサンマ、よいね。

そんで、休日には山登りでもしてこようかな。山が見えると登りたくなる。ここから、いつも見ている山があるのだけど、いつか登ってみたいと思っていたんだ。尾鈴山。

「尾鈴山に登ろうと思うんですよ」という会話をすると、よく笑われるんだけどね。あんま登らないんだよな、みんな、山。

「誰と?」

「一人です」

なんかめっちゃ寂しいやつみたいな俺。秋の俺。