ビデオの中の自分

「徒歩で日本一周」の旅をしていた時に撮りためていたビデオがあって、今でも時々それを編集して随時YOUTUBEにUPしている。

そのビデオを見ていると、普段自分の目では見れない、ラフな自分の姿が確認できて、恥ずかしいやら、情けないやら。ああ、自分は他人の目から見るとこうだったのか、と今更ながらに気づかされ色々と反省する。態度や目線、言葉遣いや食事の仕方など「そうじゃないだろ」とツッコみたくなってしまう。

例えば、会話。二人旅だったので、もう一人と会話しながら道を歩いているのだが、相手が「やっと灯台についたね」というセリフがあった。

普通、こういう言葉をかけられたら「いやあ、やっと着いたね~!」とか「おお!灯台でかいな~」とかそういう返しだろうけれど、ビデオの中の自分は何を思ったか、一言「運輸省」とだけしか返していない。

「やっと灯台についたね」

「運輸省」

さっぱり意味が分からない。おそらく近くの看板に「運輸省」の看板でも立っていて、それを見ながら呟いたのだろう。物思いにふけって、人の言葉を聞いていない。「ちゃんと会話せえよ!」とツッコみたくなる。

たぶん今でもそうなんだろう。ビデオに録画していなかったら全然気づかない。その時は至って普通のつもりでいるもんだ。